極寒の地ソウルと勉強について

2012-12-05 12.57.15

なにを隠そう、ソウルはめちゃくちゃ寒いです。

この間は最高気温-7度でした。日本の使用の服しかもって来なかった自分に取っては本当に辛い環境です笑

ケッペンの気候区分で言うところの亜寒帯小雨気候、Dなんちゃらです。

大学受験入試が思い出されますw

ちょうど今は試験期間です。僕の大学院は授業がアメリカ型(だと友人に言われました。)らしく、グレードのつけ方が、出席・課題・プレゼン・期末等様々な要素によって決まるので期末テストが最重要というわけではありません。期末で全体の2割、というのが多いかな。

勉強の話になるとよく聞くのが「海外の大学生は日本人学生より勉強している」という非常に耳が痛い言葉ですが、僕が実際に大学院に入った感想では、ソウルに限っては必ずしもそうとは言えない、という印象です。

僕が通っていた東大公共政策大学院(の中の経済政策を初めとするごく少数)とソウル大国際学院の学生でどちらが勉強に対して真摯に取り組んでいたか、と言われると甲乙つけがたいというか、おそらく東大生の方が勉強していたかな、と思います。

僕の見てきた東大生とソウル大生を比べた時に思うのが、ソウル大学生の勉強に対するインセンティブはPracticalなものから来ているのに比べ、東大生は知的欲求から挑んでいる人が多いのかな、という印象です。

韓国の大学って日本のシステムが似ていて、入るのは難く卒業する易し、という感じらしいです。日本の大学みたいにテニサーとかサッカーサークルとかあります。

Practicalとはどういうものかというと、2種類あります。1つは利用可能性とグレードです。利用可能性とは語学が顕著でしょう。ソウル大生の語学力は非常に高いものがあります。それに英語だけではなくもう一カ国語喋れる人が多いです。そして言語の選択も非常にPracticalだと思います。言語習得のために中国に行ったという人が多くいます。さらにこの間面白かったのが、僕が韓国語の勉強をしている時に近くにいた友人が ” is it gonna  be  helpful for you?” と聞いてきました。「韓国語なんか勉強して意味あんの?」って事ですね。中国が勉強した方がいいとも言われました。これには非常に驚かされました。非常にPracticalですね。この国の国民性がでてるのかなーとか思ったり。

2つ目のグレードに関しては、就職に響くからです。就活で成績が見られるので、みんながんばってA+を取りにいくんですね。

こういう状況なので多くの学生は勉強をするものの、アカデミックなマインドはあんまりもっていないのかなーと思います。実利的になってしまうんで、そういうものは持ちにくいのかもしれませんね。

とりあえず明日のtaken home exam をがんばります。Trade Law といって英語でWTO関係の通商法律を学ぶ授業なんですが、「英語」「法律」なのでキツいです。できるだけ日本語のサイトに頼らないようにがんばりたいと思います。

それでは。

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